旦那ママから引き継ぐおせち勉強中~『のっぺ』
2006年 01月 05日
私はお嫁にきてから、12月31日は、旦那ママと一緒におせちを作ることになっております。
といっても、私が習っているのは今のとこ、たったの1品。
それが、新潟の郷土料理 『のっぺ』。お祝い事の時に食べるものだそうです。
『のっぺ』なんて、旦那と付き合うまでは聞いたこともなく、食べるときまでは「ただの煮物でしょ~?」なんて思った私。失礼しましたーー!!って感じです。
出汁が、貝柱やさくら貝(乾物)からとるんですけど、本当に繊細な味です。料理上手な旦那ママが作る『のっぺ』は、新潟出身の親族の中でも1番おいしいと大評判。絶やしちゃいけない味なので、いつもお手伝いしてますが、もっぱらまだ、里芋(3キロはあった)人参やら、皮むき専門です・・。(大量に作るので、皮むきだけでも重労働なんですよ!)
あと、里芋次第で味が変わるようで、里芋もいつも新潟から取り寄せてますね。
甘露煮の栗がほのかな甘みをだして、ほんと、繊細です。味付けはお醤油とちょっとのみりんだけっていうんですけど、信じられません。日本料理って天才だ!って実感。
煮る時間は1時間やそこらなんですけど、冷めてから、味がしみていって、お正月中冷たいまま食べます。日がたつほど、里芋のトロン~がでてきて、どんどん濃厚になっていくのです。
4時間ぐらい皮むきしながら、旦那ママといろんな話をしているのも、年末の風物詩的になってきました。
あと10年以内には近い味を作れるようになってはみたいですけど、材料だけで数万いっちゃってますからね。(乾物が高いので)なかなか家で一人でチャレンジ!とはいきません。
だから、おせち料理になるんですね!